手足口病・・・子どもだけではありません!!
手足口病とは・・・??
名前の通り、手の平・足の裏・口の中などに水疱ができ、主に夏に流行します。
子どもを中心に発生していましたが、大人にもうつったり発症したりします。
ウイルスによって起こる感染症で、1度感染すればそのウイルスの免疫はできますが、
原因となるウイルスが複数あるので、再度別のウイルスに感染する可能性はあります。
潜伏期間は3~7日間位で発症後は鼻水・便などから2~5週間かけてウイルスが排出されます。
感染経路は、
鼻水・唾液などからの飛沫感染、接触感染、便の中に排出されたウイルスが口に入る糞口感染
があります。感染対策として、
手洗い・うがいをしっかりとすること、排泄物の適切な処理が大切です。
また、発症している人とのタオルなどの共用はしないでください。
症状としては
☆発熱(微熱程度) ☆のどの痛み ☆水疱(手の平・足の裏・口の中など)
で、大人も子どもも症状は変わりませんが大人の方が症状が重くなる傾向があるようです。
また、1・2か月後に爪がはがれることもあります。
≪要注意!!な症状(T_T)≫
☆体のだるさ ☆長引く頭痛・悪寒 ☆集中力の低下 ☆視線が合わない
☆関節・筋肉の痛み ☆嘔吐を繰り返す ☆呼吸不全
などの症状がみられた場合はすぐに受診してください!
手足口病にはワクチンなどの予防薬やウイルスに対する薬はありません。
個々の症状に対する対症療法になります。
ほとんどの方は数日の内に治りますが、
まれに中枢神経系の合併症が起きて重症化することもあるので経過観察が必要です。
日常生活は風邪と同じ様な感じで大丈夫ですが、
口内の水疱の痛みで食事が摂りにくくなった場合は、刺激物は避けて薄味の物にした方が良いでしょう。
また、水分補給が大事で痛みがひどくて水分も摂ることが難しい時は脱水症状に陥ることもあるので、
医師にご相談ください。
基本的に大人も子どもも治療法は変わらないので症状がみられたら1度受診してください。