川崎駅前|休日診療のかかりつけ医

ゆざわ日航ビル診療所

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帯状疱疹予防にワクチンを!

 

 最近、お問合せや予約も多いので 

 

   帯状疱疹とは・・・

 

水痘ウィルスが原因で起こる発疹です。

発疹というと痒いイメージがありますが、帯状疱疹の場合は痛みのある水痘性の発疹が特徴です。

 

帯状疱疹になる人は必ず過去に《水ぼうそう》の既往があります。

水痘ウィルスに感染して症状が治まると水ぼうそうは完治しますが、ウィルスは体内に潜伏します。

 

健康体であれば症状は起こりませんが、

体力の低下や過労、病気、老化などで免疫作用が低下すると発症してしまいます。

 

発病者層は幅広く見られますが、主に50歳くらいから多くなり60歳以上の方が

全体の半数を占めていると言われています。

(糖尿病や膠原病・悪性腫瘍の治療中などで合併性があり、免疫低下のリスクがある方なども注意が必要です。)

 

また、核家族化により水ぼうそうにかかってる子供と接触する機会が少なくなった為、

ブースター効果(ウィルスにさらされることで免疫が追加される効果)が得られず、

1020歳代で発病したり2度以上かかる例が増えています。

 

 

2種類あるワクチンの違いとは・・

 

① 生ワクチン(水痘ワクチン)皮下注射

以前からある、いわゆる《水ぼうそう》のワクチンです。

帯状疱疹発症の予防効果は50歳代で約70%

年齢が上がるにつれて効果は下がりますが

70歳以上でも40%にまで発症を減らすことができるとされていて

仮にかかってしまったとしても症状が軽減するとされています。

また、日常生活ですら困難になてしまう帯状疱疹後の

神経痛の発生率も約3分の1まで減少することができると報告されています。

 

 

② 不活化ワクチン(乾燥組み換え帯状疱疹ワクチン)筋肉注射/2か月間隔2回接種

2020年1月から販売開始となった《帯状疱疹》専用のワクチンです。

生ワクチンに比べて、2回の接種が必要であること

金額も高価ではありますが(当院でも1回/24000円

帯状疱疹発症の予防効果は50歳以上で97%

70歳以上に限っても90%の効果が報告されています。

また、神経痛の発生率も不活化ワクチンの方が効果が高く

70歳以上でも85.5%と報告されています。

 

※ ワクチンは50歳以上の方が対象となります

 

どちらか迷ったら・・・

 

特に年齢が上がってくると、効果に差が出ますので

70歳以上で帯状疱疹の予防をされたい方は不活化ワクチンがおすすめです

一方、50歳代の方は、まずは生ワクチンを接種し

10年後くらいに不活化ワクチンの接種を検討されるのも良いのではないでしょうか

※ 料金や詳細については『診療案内/予防接種について』をご覧ください

 

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